犬猫のアトピー性皮膚炎

・かゆみ
・発疹
・患部の乾燥
・患部をひっかく・こすりつける・なめる
・患部のただれ

犬猫のアトピー性皮膚炎とは、アレルギーの原因となるアレルゲン（抗原）が、呼吸器や皮膚を通じて体内に入ることによって引き起こされる皮膚炎です。アレルギー反応の原因となるアレルゲンは、ほこり、ダニ（死骸や排泄物）、花粉、フケ、化学薬品など多種多様です。これらのアレルゲンに、体内の免疫が過剰に働くことで、各種症状を引き起こします。また近年は、揮発性有機化合物（VOC）の存在もあなどれません。

犬猫のアトピー性皮膚炎の治療は、その原因となっているアレルゲン（抗原）を特定することが重要です。ダニやホコリ、花粉などを極力室内から除去するため、こまめに掃除をするようにしましょう。また、炎症やかゆみを抑えるために抗炎症薬、抗アレルギー薬を投与します。皮膚のバリア機能を維持するために、保湿力の高いシャンプーを使用して、アレルゲンを洗い落とすことも有効です。